- 正しい目薬の点し方ってどうやるの?
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- 指が目薬の容器の先に触れて汚染されることがないよう、まず手を石鹸でよく洗います。
- 目薬のさし方は、両手でも片手でも、ご自分のやりやすい方法で行ってください。
下まぶたを軽く引いて、目薬を目の中に確実に入れます。
不衛生になるので、目薬の先がまぶたやまつ毛、目がしらなどにあたらないよう、注意しましょう。 - 目薬が流れ出ていかないように、しばらくまぶたを閉じるか、目頭を軽く押さえます。
目薬が流れ出ていってしまうと薬の効果が発揮できなくなってしまいます。
ぱちぱちと何度も瞬きすると流れ出てしまうので、やめましょう。 - 目の周りにあふれ出た目薬は清潔なガーゼやティッシュで拭き取ります。
たくさん点すと良く効くと思われるかもしれませんが、目に入れる事のできる量は限られています。
目薬の用法・用量を守りましょう。
- 指が目薬の容器の先に触れて汚染されることがないよう、まず手を石鹸でよく洗います。
- 目薬が上手に点せません。どうしたらいいの?
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上手にさせないときは、効き手で容器を持ち、反対側の手でげんこつを作って、げんこつを台にして点す方法もあります。お試しください。
当院では、点眼を補助するようなサポート具も取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。①左手の親指を中に入れげんこつをつくる
②目の下にそのげんこつをあて、まぶたを下にひっぱる
③げんこつを台にして目薬を点します
- 一度に何本も点すときはどのくらい開けるの?
- 2種類以上の目薬をさす場合はしばらく間隔をあけます。間隔をあけないと先にさした目薬が後にさす目薬によって流されてしまいます。
5分程度あけることが望ましいといわれています。
- 何本も目薬を点すときは、どの順番でさしたらいいの?
- とろみのある目薬や沈殿のある目薬(よく振るもの)を、後に点します。
- 水溶性の目薬(通常のもの)
- 沈殿のある目薬
- とろみのある目薬 の順番でさしましょう。
- 1日1回のものはいつ点せばよいのでしょうか?
- 1日1回の目薬は種類によって、朝・晩さすタイミングが変わります。
医師に確認してから点す様にしましょう。
- 目薬は冷蔵庫に入れて保管してもいいの?
- 要冷蔵の目薬は、特別な指導がない場合は、冷蔵庫で保管しましょう。
室温で保管できる目薬を冷蔵庫に入れても問題ありません。
しかし、凍ると劣化してしまうので、冷凍庫・チルド室にいれてはいけません。
保管について、とくに注意の無い場合は、直射日光をさけ、涼しいところで保管しましょう。
湿布や防虫剤の近くにおいておくと、揮発成分が移る事がありますので注意しましょう。
- お子さんへの目薬の点しかたは?
- 手を石けんでよく洗ってから、お子さんの恐怖心を取りながら、点す人のやりやすい方法で点しましょう。
目薬を点すとき、目をつむってしまう場合は、目の周りを清潔にしてから、目頭付近に点眼し、瞬きさせて目の中に入れましょう。眠っている間に点眼する方法もあります。
泣いているとき、点眼を避けましょう。涙で洗い流されてしまいます。
- 開けたらどのくらいまで使えますか?
- 病院や薬局で処方されたものは1か月を目安にします。目薬が残っていても、1か月を過ぎたら捨てて新しいものを使いましょう。
ただし、1週間など医師からの指示がでている場合には、指示に従いましょう。
- コンタクトレンズをはめています。コンタクトの上から点してもいいの?
- 目の状態や不調の原因にもよりますので、一度医師に相談しましょう。
最近はコンタクトの上から点せる目薬もありますが、治療の効果が落ちる場合もありますので注意が必要です。